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今すぐできる、離職率が低い職場に共通する「見てもらえている感覚」のつくり方

以前、医療機関で人事業務に携わっていた頃、組織としての目標に新卒職員の「離職率0」を掲げていました。

実際、離職率0の年もあれば、2~3人の退職者が出る年もありました。

現場は非常に忙しく、離職を毎年0にするのは、とてもハードルの高い目標でもありました。

評価制度や研修も充実していましたが、土台である「職場の雰囲気」を変えようと、「良いところ探し」や「Thank youカード」などに取り組みました。

しかし、職員の良いところや感謝される行為を探しながら仕事をすることは、実際にやってみると大変なうえ、どこか評価されている気持ちにもなって、職員の心理的負担もありました。

そこで、取り入れたのがバースデーカードの配布。

リハビリスタッフの皆さんにお願いして、リハビリメニューの一つにバースデーカード作りを入れてもらい、用意した型を切ってもらいました。

各職場の職員の誕生日を一覧化し、バースデーカードを月初めに各職場の上長に渡し、誕生日当日に上長からメッセージを書いて手渡してもらうようお願いしました。

これを1年間続けてみたところ、受け取った職員からは、こんな声が聞こえてきました。

・えっ!?なんで知ってるの?誕生日ってびっくりした!

・誕生日に働くことに虚しさを感じていたが、「おめでとう」と言ってもらえることがうれしかった。

・メッセージカードには、普段なかなか目立ちにくい仕事への感謝が書かれていて、見てくれていたと気づいた。

・リハビリ患者さんが切ったカードは手作り感があり、あたたかい気持ちになった。

・誕生日というきっかけがあったからこそ、その人に自然と目が向いた。

・誰にでもある1年に1回の誕生日が『みんなから見てもらえている』と感じられるプレゼントを受け取る日になった!

日々の業務に加えて、誕生日に該当する職員分のバースデーカードを用意することは、正直手間はかかりましたが、受け取った人の笑顔に報われることも多かったです。

誕生日は、評価をする日ではなく、『その人の存在』が自然と認められる日へと変化していきました。

こうした「存在を認める」小さな積み重ねが安心して働き続けることにつながると、今でも信じています。

離職率を下げたいと感じている職場では、制度よりもまずは、『その人に自然と目が向く仕組み』を作ることが第一歩になると思います。

どう仕組みを作ったら良いのか、もし、お困りでしたらお気軽にご相談ください。

現場にあった形で、無理なく続けられる仕組みを一緒に考えます。