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何度言ってもできないのはなぜ?誤解されやすい子どもたちの本当の理由

スクールカウンセラーとして働く中で、

「何度言っても同じことを繰り返す」

「注意するとかえって悪化してしまう」

そんな子供たちに毎年必ず出会ってきました。

どう関われば良いのか悩みながら、子どもの様子を観察し、教室内外の様子を保護者や教員から聞き取る中で、あることに気づきました。

それは、「わかっていない状態」ではなく、「わかっていてもできる状態にない」ということです。

わかっているはずと思われる子

・話を聞いて、返事もできるし、「わかった」と反応することができる。

・実際に行動を起こす場面になると「何をしたら良いのか」と混乱する。

・周りを見て動き出すが、求められていることと違うことをしてしまう。

このタイプは、周りからは「わかっているはずなのにやらない」と見られがちです。

しかし実際には、聞いているときには理解できても、その内容を頭の中に保ちながら行動に移すことが難しいことがあります。

同じことを繰り返す子

・その場では、「わかった」と言えるし、何がいけないかも理解できる。

・注意された直後は、行動を変えられることがある。

・しかし、時間が経つとまた同じことを繰り返してしまう。

このタイプは、周りからは「反省していない」「聞いていない」と思われがちです。

しかし実際には、理解したことを行動として定着させることが難しいことがあります。

空気が読めないように見える子

・怒られているときに「お腹すいた」など、その場にそぐわない言動をしてしまう。

・話を聞く場面で「それ、何の意味があるの」「つまらなさそう」など思ったことを何でも口に出してしまう。

・相手の立場を考えることが難しく、思ったことをストレートに誰に対しても発言してしまう。

周りからは、「わざと?」「配慮がない」と受け取られがちです。

しかし実際には、状況を読み取ったり、相手の気持ちを想像することに難しさがある場合もあります。

こうして見ていくと、子どもたちの行動の裏には、それぞれの「困りごと」があることが見えてきます。

しかし、実際の現場では表面上の行動そのものに目が向きやすく、「できていないこと」ばかりが注目されがちです。

その結果、子ども自身は注意されることが多くなり、大人も関わりにくさを感じてお互いに苦しさを抱えてしまうことも少なくはありません。

だからこそ大切なのは、行動の背景にあるものに目を向けること。

小さな変化に気づいて言葉にすることやできた瞬間にすぐに承認し、その内容を周囲に共有すること。

こうした関わる大人の見方や言葉を少しだけ変えていくことで、子どもの行動は少しずつ、でも確実に変化していきます。

こうした関わりを大切にしながらも、実際の現場では「わかっていてもどう関われば良いのか迷う」ことも少なくありません。

もし、

・何度言っても伝わらない

・同じことを繰り返してしまう

・どう関われば良いのかわからない

そんなときは、「言葉の理解と行動のズレ」を踏まえた具体的なかかわり方を講座でお伝えしています。

必要な方に届けば嬉しいです。