『どうしたら良い?』と聞く子どもに起きていること
子どもたちから
「このあと、どうすればいい?」
と聞かれると、つい“行動”を一緒に考えたくなることはありませんか。

例えば…
「なんとなく、友達からハブにされている気がする。
もしかしたら勘違いかもしれないけど、このあとどうしたらいい?」
こう子どもから聞かれたら、みなさんならどう答えますか

学校で、こうした相談を何度も受けてきました。
最初は、その子と一緒に
「どう動くか」を考えようとしていました。
でも、ふとあるとき立ち止まり、
“行動”ではなく“感情”に目を向けてみることにしました。

すると見えてきたのは、
「モヤモヤした気持ちが、ずっと続いていてしんどい」
「わかってもらえなくて寂しい」
「寂しいのに誰も気づいてくれなくて悲しい」
そんな状態でした。

表面では『どうしたら良い?』と行動面について考えているように見えても、
それは、すでに抱えている“しんどさ”から脱却するための問いでした。
さらにお話を聴き続けると
「このモヤモヤをどうしたらいいのかわからない」
という言葉がよく出てきます。
行動に困っているように見えていても、実は「感情の置き場がない」状態だったのです。
(いわゆる、感情の扱いが難しい状態とも言えます。)
私たちはつい、
「どうする?」と行動に目を向けがちです。
でも、その前に
「今、何を感じているのか」
「その気持ちは、ここにあっていいのか」
そんな視点が必要なのかもしれません。
感情は、すぐに消すものではなく、
いったん“置ける場所”があるだけで
少し楽になることがあります。
そして、気持ちに少し余白ができたときに、

はじめて「じゃあどうする?」を考えられることもあります。
すぐに答えを出さなくてもいい。
すぐに行動を決めなくてもいい。
まずは、
「どんな気持ち?」とたずねてみることから。
答えを出すことよりも、
気持ちををのままおける時間をつくることから。
子どもの“気持ちの置き場”になれる関わりを、
大切にしていきたいと思っています。